チューター:必要がなくなった時にクビにすることができなくて困るという話ですか?/理事:ひどい言い方をすればね。

★2010/03/08 日リテチューターの人にこのブログの記事を添削してもらったのでちょっと直しました。ついでにいろいろ付け足してもいます。★
 団交1回目は、年の瀬の2009年12月22日にやりました。報告が遅くなってしまいました。
 この見出しは、団交でいちばん印象に残ったやりとりをあげました。理事はもうおぼえていないかもしれません。こういう開き直った発言には、その場ではただあきれてしまうばかりでしたが、逆に強いリアリティをもって相手の考えかたを知れたようにも思います。

 1回目の団交では下にあげた大筋のほかにも、日リテで同様に嘱託で雇用されている講師の今後のあつかいとかも話にあがったのですが、あまり一度にたくさん載せるのはたいへんなので省略しています。2回目の団交で疑問に思った点として紹介したいです。

■理事側の見解(ちがっていたらご一報ください)

  • 3年で雇い止めになるのは他へ転職するさいのキャリアアップを図るものとして前向きに考えてほしい
  • 結局3年で雇い止めなのはこの部門を人事的に硬直させるのを問題として捉えているから
  • とはいえ、一般的な期間雇用の限度も念頭に置いていないとはいえない


■SocoSocoの意見

  • キャリアアップとして考えるには、日リテチューターの採用条件がまず異なっている。採用条件で学部卒としておきながら、そのあとに教育職*1を期待するというのはあまりに無理がある。
  • それに、日リテという科目は特殊で、他大学に同じような教育プログラムはない。その特殊な科目に熟練したチューターが3年で次々とやめていくのには問題がある。
  • 「人事的な硬直」が実際にプログラム運営に及ぼすのは、むしろ上のようなチューターの熟練などの良い影響であって、3年で入れ替えることで引継ぎの問題も生じている。職場の現実をもっと考慮してほしい。
  • 一般的な期間雇用の限度というが、最近のほかの大学の動きを踏襲するというなら、期間雇用を撤廃する方向へ動きつつある。精華大学でもそういう方向で検討することが経営的に現実性を持たないとはとても思えない。

 これらのやりとりは、じつは2回目の団交でも似たようなことがくり返されるわけです。
 またそれはのちほど載せます。

■で、出した要望書の要求は、下の2点。

  • 今年任期の切れる日リテチューターのふたりを辞めさせないでほしい
  • 労使間に合意がある程度できるまで新規の募集というのは止めてほしい

 これに対する回答書の一部は、このブログの「回答書」のエントリーid:soco-soco:20100128に触れてあります。後日、あらためてこの回答書の内容について紹介しますが、この2点に対して回答書の回答がずれていることは、見たらわかるレベルのもので、なにも練られていない。

 まあ、相手は「いまは考える気がない」と開き直る気なのかもしれないけど、はいそうですかなんていうわけにはいかないわけで。

*1:一般的には修士号や博士号が必要