選考者たち

夜も更けてきたけれど、どうにもいかりがおさまらない。
わたし(たち)の再応募の選考は直接の上司と専任教員3人でおこなわれたらしい。


採用にかかわったひとりの感想では、不採用の理由は「志望動機書」の記述が不十分だからだそうだ。やる気がみえない、と。再応募にあたって経験の有無はまったく考慮にいれなかったらしい。交渉初期には3年でくびにする理由について、精華での経験をキャリアにして次につなげてほしいからだと何回もいっていたひとたちが(のちにこの説明はでてこなくなった)、3年間の経験は考慮にいれないで選考する矛盾。


再応募といっても、これまでこの職場で働いてきたのだから、実際にはゼロから挑戦するのではなくて雇用継続の意思を示したのであって、今回の決定は実質的には解雇である。能力もしごとのしかたも問題がないのに、志望動機書にやる気がみえない、から解雇? そんな不条理なことをもっともなことであるかのように語る人間が教員であるということががまんならない。正規/非正規間の不平等な取り扱いを是正していこうとするよりも、不平等を指摘する人間が追い出されていくような状況をにくむ。それと同時にそんな貧しさが支配的ないまの精華の現状があわれでならない。


落とされたわたしたちのうち、わたしはまるで悲しんではいない。じぶんよりもあきらかにしょうもない教員たちが、そもそもじぶんの能力を評価できるはずもないから。ただどうしようもなく、いかりにふるえている。



新年はしごとはじめからそんな感じですが、雇い止め廃止を求めてはりきります。
注目と応援をよろしくお願いします。


(*翌日にいかりさめてから少し訂正)