5月最初のイベントです


ギリシャでは経済が破綻したみたいだし、どっちをむいても就職をめぐる「未来」はあんまりみえてこない。
「就活」プレッシャーは強くなる一方でそろそろ説明会にもいかなきゃいけないのかな――それにしても
大学で学んだことや知的好奇心は、いったいどこにつながっているんだろう。
なんとか業界の最前線で活躍しているひとたちや、それなりに有名な企業で働き続けているひともすごいと思うけど、
そのどこにもあんまり魅力を感じないわたしは、どんなふうにこれから生きていくんだろう。
そんなあなたの疑問や不安にささやかながらも答えるかもしれないSocoSocoの連続講座第2回目です。
今回は、3000年以上の歴史を持つといわれるチベット医学に惹かれて、
チベット圏以外の外国人としてははじめてチベット医(アムチ)になった小川康さんに、
5年間のインド・ダラムサラでの学生生活や、
長野県小諸で開業した「小川アムチ薬房」でのしごと(昔ながらの柳こうりに薬を入れて、
自転車や徒歩でゆっくりと家々をまわるというスタイルであるらしい)についてお話をしてもらいます。


講師プロフィール:小川康さん
1970年生まれ。富山県出身。 東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察
インストラクター。 薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、99年
1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、
メンツィーカン(チベット医学暦法大学)にチベット圏以外の外国人としては初
めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。 「自然治癒力を高
める連続講座」(ほんの木出版)に『チベット医学童話タナトゥク』を連載。チベット
の歌や踊りにも造詣が深い。 2009年7月より長野県小諸に富山の配置薬を扱う
「小川アムチ薬房」を開業。風の旅行社のホームページにて「小川 康の『ヒマラヤ
の宝探し〜チベット高山植物と薬草たち』」を好評連載中。