春のいちにち


高野川沿いの桜も満開で、車ではしりぬける夕方が気持ちよい。
休みの午後を使って、小屋にひさしぶりに手を加えました。
破れていた屋根をなおし、あらたに補強を入れて、雨対策を。
防水のためにビニールに入れたビラをはって、ついでに映画のチラシも。


金槌をにぎって、養生シートをぴんとひっぱると、なんとか雇い止めを防いでやろうと、
必死になって鋸を引いた一月のはじめを思い出す。
楽しいことばかりではないにしても、
小屋を建てて外に出たことでどれだけ気分が晴れたことか。


いなくなったなかまを思うとき、この大学が捨てていくものがどれだけ大きいのだろうと
絶望的な気分になるのと同時に、絶対に負けるもんかという思いがわきあがる。
経営者ってなんてあほなのだろうといまさらながら思う。
この10年で切り捨ててきたものが大学にとってどれだけ大事なものだったのか、
人文学部志願者の減少という途中経過をみるまでもなく、
もういい加減気がついてもよさそうなのに。


小屋の壁はフリースペースなので
学生でもだれでも自由にチラシをはってください。
のり貼りでもテープ貼りでも大丈夫。釘は内側に貫通して危ないのでやめてください。
(Yurii)